2018年の12月WordPressのバージョンが5.0になってから、Gutenbergというリッチなブロックエディタが導入されました。
みなさんブロックエディタ、たのしく使ってますか?
Gutenberg(グーテンベルク)とは
そもそもGutenbergの由来は活版印刷技術の発明者であるヨハネス・グーテンベルクの名前にちなんで名付けられました。
「誰でも簡単に記事が書けるように」といった記事投稿の民主化の思いが込められています。まさにWordPressという名前にもふさわしいネーミング。
Gutenbergは「ブロックエディタ」とも言われるように、見出しや画像がレゴのようなブロックのようで、それらを組み立てて記事にしていく。。という本当に新しいエディタかと感じています。(もっと普及してほしい)
世界的なバージョンシェア率
WordPressに関する統計情報、Statsによると、WordPress5.0以上のユーザは54%。4.9のままにして見送っているのは24%ほどいる様子。
5.0リリースから半年以上は経っているのですが、どうにもアップデートに消極的な状況が続いていることは間違いないです。
ブロガーさんのエディタ事情
取り残されているユーザが一定数いることは、なんとなく予想ついていましたが、Meetupに来られてるブロガーの皆さんの状況を見て驚き。
グーテンベルク使ってる人、ほぼいない。
体感的に、Gutenberg使用者は10人中1人程度。そんなに人気ないのかな。
全員ではありませんが、Gutenbergを使っていないブロガーさんに理由をざっときいてみると以下のような理由を挙げられました。
Gutenbergを使わない理由(順不同)
- ワープロ感覚の旧エディタのほうが使いやすい
- いちいちドラッグ&ドロップでパズルのように操作するのが面倒くさい
- ググった時に出てくる参考記事が旧エディタなので合わせたい
- 直感的じゃない
- 管理画面が真っ白になってしまった
- 変更(アップデート)することで壊れてしまうのが怖い
- 使っているテーマがGutenberg対応かわからない
- エディタの使い方が今までと違いすぎてわからない/ついていけない
よくよく聞いてみると、コアアップデートもあまりされていない方もいらっしゃいました。
「PHPバージョンアップで壊れるのが怖い」という意見もありましたが、はてはて。。
使いにくさというのは「慣れ」からくるものだと愚考しますが、新しいものに対する「恐怖・不安感」が垣間見れた気がします。特に、限られたリソースで運営している企業のワンオペ担当者は、トラブルが起きた時の対応/対策に時間が取られるのが嫌なのだそう。
このあたりは制作側のフォローアップの後押しが必要なのかもしれない。積極的にサポートしていきたいところ。
制作側のエディタ事情
興味深いことに、Stocker.jpのなつきさん@Stocker_jpが制作者向けにtwitterアンケート取ってくれていました。
それによると仕事で制作しているWordPressサイトでクラシックエディタの使用が7割…。もはや驚きしかありませんが、2021年には皆さん移行されていくのでしょうか。。
Gutenbergそんなに人気ない子なの…?(´・ω・`)
Gutenbergは、今までのクラッシックエディタよりも表現度が格段に上がるはず。
制作側からすれば、クラシックエディタでエディタのh1をh2に代替させたり、ACFのフレキシブルコンテントでブロックエディタっぽいものを実装して納品したり、しなくていいんです。(そもそもコンテンツエディタの代わりにカスタムフィールドで対応すること自体、趣旨が違う気がしている)
だからみんなGutenberg使おうよ!
僕のクライアントには積極的にグーテンベルクへ移行を勧めています。
プラグインはできるだけ最低限に押さえているのでGutenbergを使うことで崩れることはそこまでありません。一度、一緒に操作してあげることで「新しいものへの不安」の解消をしていくこともサポート。