MacBook Pro 13インチ、21日に届いて、2日間ほど使って見てのレビューです。
主に、Touch Bar と Touch IDなど、インプット周りについて感じたことを書いていきます。
Touch Barはキーボードの代わりではなくて、もはや別物のインターフェース
【デメリット】Fキーがなくなったことでタイピングロスが起こる
ESCキーは個人的には大きな問題ではなかったです。Fキーと違って、ESCは常時表示されてますしね。
それよりも、こういった文章を書く作業をしていると、F7キーが使いにくいこと。基本的にTouch BarモデルでのFキー操作は、Fnキーを押すとTouch BarにFキーが表示される仕様です。
ただ、そのFnキーが矢印キーの左にあるがゆえに、フォームポジションが変わってしまって少し押しにくい。その分、変換機能1が賢くなっているので、全カタカナ語に関してはF7キーにお世話になることはまだ数回程度。とはいえ、、物理キーはやっぱり欲しかったかもしれない。という気持ちに苛まれています。
ボタンを押した感触もなく、位置があってるのか直接見ないとわからないので、ブラインドタッチできるまでになるのは時間がかかりそうです。YOGA BOOKと同じような現代感と不安感が表裏一体の感じ。
押し込む触感ではなくて、触ったときの触感が必要な気がする。
Fキーをショートカットキーに割り当ててる方もいると思うので、ブラインドタッチで使ってたような方には結構ストレスが溜まるかもしれないです。
【デメリット】App region (Appコントロール) 対応ソフトが少ない
Touch Barに表示しているのは「システムボタン」「Appコントロール」と「コントロールストリップ」の3種類。
まだ発売されたばかりなので、ソフト・アプリ側でAppコントロールのショートカットがないのは仕方がない。
今のところ、コントロールストリップしか並べ替えのカスタムはできませんが、Appコントロールでショートカットが実装されたら、作業効率よくなるのではないでしょうか。
Apple純正アプリであれば、Final Cut Pro、Motion以外にもTouch Barが快適に使えます。例えばsafariをはじめ、Keynote、Numbers、Pages、写真でもAppコントロールは表示されます。
Touch Barを使うメリットってTouch Barでショートカットできることしかないと思うんですよね。効率性がどのぐらい上がるのか、実際に使い込んでからじゃないとわからないですが…。
クリエイター系の人たちで気になるところでいくとAdoobe製品であれば、ショートカットキーの割り当て機能をそのままTouch Barに持ってきてほしいなぁって。
お布施続けるので、頑張って欲しいです。
【デメリット】Touch Barの熱。夏は触りたくないかもしれない
冬で乾燥してるから気にならないものの、結構な熱を持ってます。iPadやiPhoneのようなイメージをしてたわけですが、液晶モニターの延長みたいなものなんですかね。ちょっと、あついです。夏場の暑い最中にあんまり触りたくないかも。
イメージとしては、初期のApple Wacthみたいな熱があります。watchと違ってずっと触っているものではないんですが。
Touch Barだけが熱いわけではなくて。キーボードが薄くなった分、熱も伝わりやすいわけで。当たり前かもしれませんがキーもそれなりに熱いです。
CPUにそんなに負荷がかかっている状態でもないのに、微熱状態。末端冷え性の方にはいいかもですね。
汗っかきなオッサンには、なるべく長く押したりキーボードの上で手を休めたりすることなく、早めにタイプすることで微熱はスルーできます。
【メリット】ガラスの強度剛性は高そう
かなり強く押し込んでもなんともないので、ガラスの強度剛性は高そうです。iPhone7と同等・それ以上の剛性を感じます。
まぁそんなにハードに押し込むことはないかと思うんですけど。
【メリット】モニターの光量調節や音量調節が快適
ここは可変インターフェースの勝利です。
iTunesだとメディアボタンの他に、Appコントロールにシークバーが表示されます。
音楽再生のSpotify、Amazon Music、動画再生のVLCでもTouch Barにある再生/ポーズボタン・バックフォワードボタンは使えます。
シークバーは音楽よりも動画のほうが使う頻度が高いと思うので、VODでも再生も捗りそうですね。
YouTubeなどの動画をブラウザで閲覧するようであれば、safariで再生しないとシークバー出てこない点、ご注意です。
【メリット】FキーやESCキーをなくしてもよかったと思える。siriが優秀
Dockに入らないアプリ軍は、FinderかSpotlightから探したりするのが今までの定石だったわけですが、Touch Barにsiriがあることでアプリ検索が劇的に改善されます。
もともとiPhoneやiPadで、アプリがどこにいったかわからなくなったときにsiriに探してもらう。そんな使い方をしている習慣があるからかもしれません。
「ついったーひらいて」とsiriに言うのと、⌘+スペースバーして半角英字で「twitter」と打つのだったらどちらが早いか。体感的には口頭でsiriに言った方が早い気がしてます。
ただし、1passwordを「わんぱすわーど」と言っても、アプリケーションとして認識されません。どれだけ発音に気をつけても、「いちぱすわーど」と言ってもアプリとして認識してくれませんでした。
今のところ、そういった認識されないアプリの量はそんなに無いですが、どうやらアプリによっては認識されないものもあるみたいです。
今のsiriはまだHomeKitについてのお手伝いはできないそうですが、iOS10からホームもついてきたし、おうちでIoTがこれからどんどん出てくるのではないでしょうか。たのしみですね!!
MacBook Pro Touch Bar+Touch ID 13インチ を使ってみた結果
MBAの時は、
- Chromeでタブをそこまで開いていない(30タブぐらい)
- Atomで作業
- ターミナルで監視されてる
みたいな軽作業の縛りプレイでも処理速度が重たかったので、それを考えるとかなり開放感があります。
他にも、ちょろっとコード書いたり画像いじったりとかの軽作業をしてもモタつきにくいです。2
最適なユーザとしては、
- ノマドワーカー
- デジタル学生
- 外出先である程度のパフォーマンスを求める人
あたりでしょうか
Touch Barいるか?→まだ発展段階だけど、Apple純正ソフトを使うなら今すぐ買い
やっぱりFキーの物理キーは欲しいです。その上にTouch Barってのでもよかったんじゃないのかなぁ。13インチはまだしも、15インチでも排除してトラックパッドを大きくした理由が正直、よくわからないです;
トラックパッドが大きくするメリットが見えない…。
13インチと15インチで迷うなら、15インチ
ベンチマークを見る限り、MacBook Proの15インチが最高なパフォーマンスをしてくれるのは間違いないです。
15インチはメインマシンにもなり得るスペックなので、それを持ち運びできるメリット・安心感はかなり多そうです。
13インチのフルアップグレードと15インチのフルアップグレード差額…いってもMacProのアップグレード15万を考えれば安いもの…と考えるべきなのか?
サイズ・重量的にMacBook・MacBook Airと迷うなら、用途で。
CTOモデルだとMacBookよりも8GBほどメモリが積めるので安心感パネェです。むしろそこしかないですよね。
- MacBookやMacBook Airよりもパワフルな作業をしたい
- メイン作業マシンの持ち出しサブ機
- 出先でも比較的重たい作業をしがち
- 物書きや、ブラウジングがメインならiPadProでいいんじゃ?
つまり、気軽に持ち運べる上にそこそこ働けるのがMacBook Pro 13インチ。そんな位置付けなのかなぁという印象です。
総合的に考えると、やっぱり15インチへの心残りはあります。デュアルコアと4コアの違いは大きい…。
ただ今まで使っていたのが13インチ → 15インチにサイズアップになるのであれば、PCバッグやケースやら全部変えないといけなくなるので、そのへんも考えるとなぁ。というところでまだまだ悩もうと思います。